東芝　Dynabook　B65/A　横浜市旭区のお客様　2023年6月　二俣川店

パソコンの速度が2、3日前から遅くなったとのことでお客様が本体をお持ち込みいただきました。早速、確認。動画再生中にも関わらず、パフォーマンスでは、CPUグラフが平坦（異常）。また、速度も、0.91GHzと仕様の半分程度。

遅くなった前後に気づいたことや、行ったことをヒアリング。結果、「ファンから異音がしたのでエアクリーナーを吹きつけたところ ファンの音が収まった」との説明を頂きました。

念のため、送風口へ耳を当てたところ 全く風の音がせず ファンが回っていない事に気づき、サーマル スロットリング（CPUの温度が異常に上昇すると処理速度が制限される）が発生しているのではと推察。CPU温度を計測、90℃を超える異常値を示していました。また、本体を開けたところ、動作中もファンは回転していませんでした。原因はサーマル スロットリングとほぼ断定。

早速、 破損したファンを取り外し、新品ファンへ交換。

その結果、ファンは回転、送風も正常に行われていることを確認。パフォーマンスも正常化（速度：2.9GHｚ）。また、数値だけでなく速度の改善も体感できました。

今回のケースでは、事象が2、3日前に発生し、その後、速やかに お客様がパソコンを持ち込んでいただいた事で改善することができましたが、放置の長期化や、 機種によってはファンを交換しても元の状態（速度）に戻らないこともあります。パソコンに異常を感じたら、速やかに 当社へ持ち込みください。